ジェントルワイヤロープ IWRC 6×(IWRC 6×S(19)) 両端加工

人にやさしい、次世代ワイヤロープ

GENTLE WIRE（ジェントルワイヤロープ）IWRC 6×(IWRC 6×S(19))はIWRC構成のJISワイヤロープ（IWRC 6×S(19)）を6本より合わせたケーブルレイドロープ（極軟索）です。従来のJIS構成ワイヤロープが抱えていた「硬い」「重い」「取り回しが悪い」という課題を根本から見直し、安全性・作業性・耐久性を高次元で両立させた加工ワイヤロープとして誕生しました。従来のワイヤーロープと比べて圧倒的に柔軟性に優れている次世代のワイヤーロープです。取り回しや巻き付けなど現場レベルでのパフォーマンスが向上し現在最も注目されています。さらに強度も優れています。

ケーブルレイドロープ（極軟索）とは

ケーブルレイドロープとは、完成したワイヤロープをさらに複数本撚り合わせて構成する多重構造ロープです。GENTLE WIREでは、

• 心綱：IWRC（Independent Wire Rope Core）
• 素線構成：IWRC 6×S(19)
• それを6本より合わせたケーブルレイド構造

という、極めて柔軟性と耐久性に優れた構成を採用しています。

この構造により、一般的な6×24、6×37 といった従来JIS構成では実現できなかった特性を獲得しています。

従来ワイヤロープの課題

玉掛け・吊り作業の現場では、近年以下の声が増えています。

• 「ワイヤが硬く、手首や腰への負担が大きい」
• 「重量があり、取り回しが悪い」
• 「結果として繊維スリングに切り替えざるを得ない」

一方で、繊維系スリングには内部損傷が目視できないというリスクが常に伴います。

ケーブルレイド構造により、極めてしなやかでクセが少なく、自然に手に馴染む操作感を実現。玉掛け作業がスムーズ・無理な力が不要。作業者の疲労を大幅に軽減。まさに名前の通り、「ジェントル（優しい）」なワイヤロープです。

ワイヤロープの両端加工を自由に選べる

両端加工がそれぞれ選べる玉掛ワイヤーロープ。片シンブル・片カットや、両端フックなど自在にカスタマイズいただけます。
玉掛け作業（吊り作業・滑車など）にもご利用いただけます。

※玉掛ワイヤの1本吊りは禁止されています。玉掛作業でのワイヤロープの使用は、必ず2本以上でご利用ください。

仕様

• ワイヤ詳細：IWRC 6×(IWRC 6×S(19))（黒）
• ロープ径：16mm、18mm、20mm
• 加工：カット・アイ加工・シンブル加工・シンブル+金具取付
• ワイヤ長さ:お選びください。
• 上部の金具:お選びください。
• 下部の金具:お選びください。
• 使用荷重：最大使用荷重は破断荷重を係数6で割った数値です。
• ワイヤ径6mm～32mmは全てセーフティロック仕様

玉掛けワイヤロープ荷重表PDF