ジェントルワイヤロープ 販売開始!
人にやさしい次世代ワイヤロープ「GENTLE WIRE」

このたび、MONOTOOL-PLUSでは ケーブルレイドロープ(極軟索)構成のプロ向け加工ワイヤロープ 『GENTLE WIRE(ジェントルワイヤ)』の販売を開始いたしました。
従来の一般的な6×24・6×37構成のワイヤロープが抱えてきた 「硬い」「重い」「取り回しが悪い」 といった課題に対し、 安全性・作業性・耐久性を高次元で両立 させた新しい選択肢です。

ケーブルレイドロープ(極軟索)とは?プロ向けワイヤロープの基本構造
ジェントルワイヤは、 IWRC(ロープ心)構成のJISワイヤロープ(IWRC 6×S(19))を6本より合わせた ケーブルレイドロープ(極軟索)です。
一般的な6×24・6×37構成のワイヤロープとは異なり、 多重構造とすることで、
- 圧倒的な柔らかさ
- 優れた取り回し性
- 高い曲げ耐久性
を実現しています。
なぜ「極軟索」と呼ばれるのか
多重撚り構造により内部の素線本数が増え、 1本あたりの素線径が細くなるため、 曲げやすさ(柔軟性)が大きく向上します。
一般的な6×24構成が約144本の素線で構成されるのに対し、 ケーブルレイドロープでは それを大きく上回る素線数 となる例が多く、 太径でも扱いやすいワイヤロープとして評価されています。
ケーブルレイドロープ(極軟索)が玉掛け・吊り作業で選ばれる理由
❶ 驚くほど柔らかく、作業がスムーズ
ケーブルレイド構造ならではのしなやかさにより、手に自然になじみ、クセが少ないのが特長です。
- 玉掛け作業がスムーズ
- 無理な力が不要
- 作業者の疲労を軽減
従来の 「硬くて扱いにくいワイヤロープ」 のイメージを覆します。
❷ 目視で確認できるワイヤロープ本来の安全性
ジェントルワイヤは金属ワイヤロープのため、
- 断線
- 摩耗
- 変形
といった損傷状態を 目視で確認可能です。 これは安全第一が求められる プロの現場 で高く評価されています。
❸ 高耐久・長寿命によるトータルコストメリット
IWRCを多重に組み合わせた構造により、
- 曲げ疲労に強い
- 局部摩耗に強い
- 使用回数が増えても性能が安定
といった特長を持ち、
- 交換頻度の低減
- 廃棄量の削減
- ランニングコストの低減
につながります。
ワイヤロープは 「柔軟性」と「耐摩耗性」がトレードオフになりやすい素材ですが、 極軟索は柔軟性を重視した構造により、 繰り返し曲げを伴う運用で優位性を発揮します。
玉掛けや吊り作業では、ただ「強い」だけでなく、安全に、早く、疲労を抑えて扱えることが重要です。現場では、硬いワイヤが作業負担を増やし、結果として繊維スリングへ置き換わるケースもある一方で、目視点検のしやすさというワイヤロープの利点も捨てがたい。そこで「柔らかいワイヤロープ」として極軟索が採用されています。
人にも環境にもやさしい次世代ワイヤロープ
従来の6×24、6×37構成はJISでも一般的な構成で、玉掛けや巻上げ等に広く使われます。 ただ、現場での“体感”として、太径になればなるほど曲げ剛性(硬さ)が効いてきて、取り回しや手元作業の負担につながりやすいのが実情です。ワイヤが硬いほど、曲げる・整える動作が「力仕事」になります。極軟索は、同径帯でも扱いやすい方向に寄せられるため、反復作業の疲労軽減がメリットとして語られます。
ジェントルワイヤは、
人にやさしい → 作業負荷の軽減・作業性の向上
環境にやさしい → 高耐久による廃棄頻度の低減
という点から、次世代の産業素材として多くのお客様にご採用いただいています。
しなやかさは強く優しい。
「強い=硬い」ではありません。本当に優れた道具は、人にやさしい。 ジェントルワイヤのロゴには“柔らかさ”を象徴する蝶ネクタイを採用しました。 安全性と作業性を両立し、現場で長く信頼されるワイヤロープを目指しています。
ジェントルワイヤロープのラインナップ・販売ページ
細径はそもそも曲げやすく差が出にくい一方、太径は硬さが作業負担に直結します。極軟索は「太径でも柔らかく扱える」点が特長ですので、現場メリットが出やすく柔らかさの恩恵を最も体感しやすいサイズとして、φ16mm・φ18mm・φ20mmの3種類を標準ラインナップとしています。※上記以外のワイヤ径・長さ・加工仕様についても対応可能です。お気軽にご相談ください。
ジェントルワイヤは、ケーブルレイドロープ(極軟索)の思想を、特注しやすい加工ワイヤロープとして提供しています。柔らかさ、作業性、耐久性を同時に求める現場に向けて、最適な仕様をご提案します。従来のJIS構成ワイヤロープでは満たせなかった「柔らかさ」「作業性」「耐久性」というニーズ。その答えとして、ジェントルワイヤロープをぜひご検討ください。